はじめに

保険外自費訪問事業所 石川リハビリステーション

設立趣意書

 

現在医療によるリハビリテーションは、医療費削減の国政の方針に法り、離床・早期退院を第一義としています。その結果、日常生活活動など能力の向上のみに力が注がれ、機能低下に対する介入はおざなりにされています。また制度的にも6ヵ月以上の治療の継続は困難であり、ますます医療リハビリでは機能低下に介入できなくなってきています。

 

特に脳卒中片麻痺の麻痺肢に対する介入は希薄で、理学療法では関節可動域訓練と装具療法、作業療法では利き手交換などが主となっている現状です。

 

そのため医療終了後の介護保険によるリハビリに麻痺肢機能への介入が求められています。しかし、介護リハビリには、いまだその人材が質的、量的に足りていないと思われます。

 

そこで生まれてきたのが保険外自費リハビリです。医療、介護に続く第3のリハビリとして、その需要は今後拡大していくことでしょう。

 

その中で、脳卒中片麻痺の麻痺肢への介入としては、川平法(促通反復療法)がエビデンスを得ています。

 

つきましては、保険外自費リハビリにより、医療と介護の狭間で機能低下を抱えるリハビリ難民を支援したいと思います。そのために脳卒中片麻痺の機能低下に最も効果のある川平法(促通反復療法)を選択しました。

 

これらにより、健康寿命を延伸し、社会に貢献したいと思っております。

 

よって石川リハビリテーションの設立を発起する次第であります。

 

何卒、関係者の皆様方のご理解とご支援をお願いしたいと存じます。

 

 

 令和7年4月吉日

 

 設立発起人  理学療法士  石川定